ピーターズバンデッドスキンクの生息地って?
ピーターズバンデッドスキンクの生息地。
おそらく殆どの方が既にご存知の通り、西アフリカにある国々です。トーゴ、ガーナなどが含まれます
ちなみに、うちのてりやきさんはモーリタニア出身です。

ぼく、モーリタニア生まれです。
この辺はビバガのバックナンバーだったり、ネットの情報でたくさん見られると思います。
このビバガは九レプで購入しました。
ネットの情報だと、例えば「The Reptile Database」だったり…。
それで、あんまり地理に詳しくない私が「西アフリカとか北アフリカってどんなとこ?」なんて調べているうちにたどり着いたのが、「サヘル地帯」の存在。
サヘル地帯とは…
あんまり聞き慣れない「サヘル」という言葉。
どうも有名な「サハラ砂漠」とは異なるもののようです。
調べてみると、サヘルとは…
アラビア語でサーヒル Sāhil。セネガルからスーダンにいたる西アフリカの地方。帯状地帯で,サハラ砂漠を西アフリカ熱帯雨林地域から分ち,セネガル北部,モーリタニア南部,マリのニジェール川の大湾曲部,ニジェール南部,ナイジェリア北東部,チャド南中部に及ぶ。降水量は年 100~200mmで,おもに6~8月に限られ,草原の中に藪やアカシアなどの生えるサバナ地帯で,ラクダ,ウシ,ヒツジなどの自然の牧場となっている。農産はおもにナンキンマメやミレット (雑穀) であるが,一部に過度の耕作と放牧のため砂漠化が進んでいる。
引用「コトバンク」より
ざっくりまとめると、「ガチガチの砂漠ではない、雨季もあり植物も生える半乾燥地帯」ということですね。

ざっくりとこの辺りのことを指します。
(ピーターズバンデッドスキンクが砂漠に住むトカゲというイメージにしては水が不可欠、湿ったとこが好き、というところから、もしかして野生個体はこの辺に住んでるのかな?と思ったり。)
で、このサヘル地帯の問題が近年の「砂漠化」。
もとは乾燥していながらも植物が育つ土地だったのに、人間の活動によって砂漠化が進み、現地の人々の生活も苦しくなってきてしまっているのだとか。
砂漠化するサヘル地帯を救うNGO団体「緑のサヘル」
そんな、砂漠化によって生活の困難を強いられつつあるサヘル地帯。
これはいけないと、日本にもサヘル地帯の砂漠化を食い止め、現地の人々が安心して暮らせるように支援しようという団体が存在しました。
それが、NGO団体「緑のサヘル」。
▼こちらが公式HPです。
http://sahelgreen.org/
「具体的にサヘル地帯はどんなことで困ってるの?」「サヘルって地図的にはどの範囲?」「支援の内容は?」
という詳細部分については、上記の公式サイトを見て頂くと分かりやすいと思います。
現地の写真資料とかもたくさん見られますよ。
ピーターズの故郷(多分)なら支援するしかない。
さてこの「緑のサヘル」さん、われわれ一般の者からの寄付も受け取ってくださるとのこと。
我らがピーターズバンデッドスキンクの、恐らく故郷、またはそれに近い国・地域なので、微力ながら協力させて頂くことにしました。
寄付についてはこちらのページにて詳しく説明されています。
なんでも、「現地では、30円で1本の苗木を植えることが出来、3,000円で金属製改良カマドを1個、作ることが出来る。」とのことです。
特に「一口○○円から」という決まりも無さそうだったので、任意の額で寄付ができるシステムなのだと思います。
早速銀行に行って、ATMからご送金。簡単だし便利です。
がんばれサヘル!負けるなサヘル!!
ピーターズバンデッドスキンクを飼育することがなければ、おおよそ知ることも、力になりたいと思うきっかけも無かったサヘル地帯。
今はこっそり応援しています。
まだまだ英語の資料もページも正確に読み込めてないので、果たして本当にこのサヘル地帯がピーターズバンデッドスキンクの生息地と言えるのか自信が無いですが…。
例えピーターズバンデッドスキンクはサヘルには住んでないよ、という結果だったとしても、彼らの故郷の近所には変わらないだろうし、「まあ、何かしら他の種類の爬虫類はサヘルに住んでるやろ」なんていうざっくりの精神で良いのです。
砂漠化によって困っているサヘル地帯の人たち、そしてそこに住む爬虫類をはじめとした生き物がちょっとでも幸せになったら良いよね。
「昔はこのトカゲ、サヘル地帯で観測できたんだけど、砂漠化のせいで絶滅したよ。」とかなったらかなしいですし…。
ということで、ピーターズバンデッドスキンクの生息地、またはその近所(とてもざっくりでごめんなさい)のサヘル地帯のお話でした。